【カセット型】
モノづくり、開発において少ロット多品種が増えました。
その品種が多様になればなるほど金型面数も増え、短納期に影響します。
PlaQuickでは、その「少ロット多品種」の短納期化の要望にお応えします。
これまでにお客様から頂いた要望により実現したPlaQuickの各種サービスをシリーズ化しました。
第7弾は【カセット型】です。
<各サイズのモールドベース>
PlaQuickでは「大」「中」「小」各サイズのモールドベースをすでに用意しており、
成形品のサイズにあわせてモールドベースを選定します。
新しいモールドベースの入荷を待たずして、金型組付けに入れます。
モールドベースは各社様の共用となります。
主に加工するのは入子(いれこ)のみになり、
「可動側(COR)」「固定側(CAV)」の成形品と直結する部分です。
画像のように加工した入子(いれこ)を共有のモールドベースに嵌め込みます。
これが「カセット型」になります。
PlaQuick射出成形サービスでは「ゲート」「PL(パーティングライン)」「EP(エジェクターピン)」
の構成を見積り時に「仕様書」として提出しております。
まさにこの加工した入子(いれこ)の内容が仕様書の内容になります。
「スライド」となる「置きコマ」も同じようにモールドベースに嵌め込むことになります。
■特徴
-スピード 各形状、モールドベースを共有していることによりモールドベース自体の手配の手間が省け、
スピードアップに繋がりました。
-コスト モールドベースをすでに用意しているのでその費用が掛かりません。
ユーザー様側のイニシャルコスト(初期費用)のコストダウンに繋がりました。
-仕様 仕様書の提出によりお客様と共有する分、双方での安心感があります。
■留意点
-サイズ ランナーも含めたレイアウトスペースが限られておりサイズが限定されます。
-組換え 常に入子(いれこ)の組換え作業があるので成形まで数時間要してしまいます。
カセット型を実践することによって、入子の管理が安易になりました。
追加成形のご要望にも対応しております。
短納期アイテムへのサポートをPlaQuick射出成形サービスは担っております。
ご興味ございましたら簡易見積りをご利用ください。
お待ちしております。
https://www.plaquick.com/estimate
2020.10.13
PlaQuick編集部