【改造】
製品開発として求められる重要項目のひとつとして「スピード」があげられます。
設計、確認、評価のサイクルを可能な限り短くすることが製品開発として求められます。
また、できるだけ量産に近い状況で行うことが重要です。
PlaQuickでは量産のための試作を行う際に、お客様の様々な要望にお応えします。
これまでにお客様から頂いた要望により実現したPlaQuickの各種サービスをシリーズ化しました。
第1弾、【改造】です。
開発において、設計変更はつきものでしょう。成形してみて初めて気づくことは案外多いものです。篏合の組み合わせが悪い、ほかの部品と接触してしまう、設計上の不備が見つかった等、様々な問題で設計変更を余儀なくされた方も多いのではないのでしょうか。
PlaQuickでの設計変更の対応は、コマ交換か金型の追加工になります。
こちらの対応も、短納期で行っています。
今回の紹介では実際に行った、設計変更依頼への対応を一例としてご紹介します。
この例は、PlaQuick射出成形をご利用いただいた後、設計変更の必要から改造を行った実際の成形品です。
左が改造前、右が改造後のものになります。
初回の成形品納品後、お客様で評価試験を行った際、穴付近の強度に問題があることが発覚しました。
そこで、インサート金具を入れる変更を行いました。
この設計変更では、穴を大きくしインサートの金具を入れること、 側面のインサートをなくすことの2点の設計変更が行われています。
■PlaQuick改造の特徴
-スピード 既存の金型から5日間以内で成形まで行います。
-精度 初回の成形品と同じような精度です。
□留意点
-外観 コマ割りなどによる線がつきます。
-形状 改造前の形状には戻せません。
-データ 改造前後の3Dデータが必要です。
形状や篏合の確認には3Dプリンタという選択肢もあります。しかし、射出成形をしてみないとわからない問題があります。
樹脂材料の特徴が開発初期で確認できるのがPlaQuickです。量産の直前まで短納期で柔軟に対応させていただきます。
ご興味ございましたら、弊社HPの簡易見積をご利用ください。
お待ちしております。
https://www.plaquick.com/estimate
2020.04,08
PlaQuick事業部